キャンプ
道を切り拓いた先に、動物運は待っている。 若干の雨と強い風の夜を乗り越え、カナマラのキャラバンパークには静かな朝が訪れた。幸いだったのは風の勢いには似合わない雨の弱さである。これで豪雨が来ていたらテントの浸水、進行方向の冠水や補給路の喪失と…
最終夜は数千年前へのタイムトラベル 8日目朝は5:30に起床。そりゃ前日19:30に寝ていればイヤでもそうなる。しかし外は暗くて寒い。二度寝を決め込んで次に起きたのは6:30であった。 まったりと朝の探鳥を行う。ここでの本来の狙いはクルマサカオウムである…
秋草の弛む大地に鳥は舞う 朝6:20、共に一夜を明かしたモモイロインコ達の朝の雑談につられて起床。もうすぐ陽が昇る。本日の目標は野生のアキクサインコに出会うこと。 身支度を整えているうちに日の出。少し南下してきた影響で朝の冷え込みも感じるように…
地平線まで砂を蹴って征く。 朝5:50起床。本日は小高い丘から日の出を見つつ、早朝の鳥たちを狙いに行きます。 暗い町を進み、町外れにある丘へ。ハエの量が多いのは内陸あるある。地平線の向こうから顔を覗かせた太陽に挨拶してから丘を降りる。 本来であれ…
男の子の夢が溢れる町、エロマンガ。 5日目朝は6:40に起床。前日が車中泊であったためテントで寝る夜は非常に快適であった。 特に寒くもないが前日の焚火を復活させて朝ののんびりタイム。川のほとりに陣取っているので朝活発になり給水に来る鳥や動物の姿を…
孤独で深い夜を、 南十字星は静かに照らす。 4日目朝は午前6:30分の車中からスタート。田舎の朝は早く駐車場の隣で仕事を開始したトラクターの音で起床。どうしてもシートは硬いので寝心地は良いとは言えないが足と腰を伸ばして寝ていたため快眠であった。 …
母さん、僕は今サンシャインコーストにいます。 サンシャインコーストは、今日も雨です。 朝の7時。南を向くリビングには向かい側のハイライズに反射した朝日が勢いよく照射を開始し、展開してあった寝袋の顔部分にダイレクトアタックをかけてきた。 死角か…
ユーカリの揺籠に包まれて、彼らはひたすらに夢をみていた。 2023年の後半は新しい家探しに追われ、引っ越しに追われ、新居での新生活の基盤作りに追われる日々が続いていた。明くる2024年は3月に日本に一時帰国をして日本食を楽しんだ。そんな生活を送って…
轟く雷鳴へ吠え返せ。 内陸のオカメインコは 猛々しく謳った。 朝の6時頃に起床。この日の夜は冷え込みも感じられない快適な夜であった。 テントから這い出て、低木の隙間から一切の恥じらいを感じさせない朝日を迎える。 朝日が昇る。気温が上がる。野営人…
フトアゴやオオトカゲを乗り越えて、ボーリアより撤退しウィントンから南へ。
内陸を求めて辿り着いた町で、雄々しいユーカリの木は長い影を落としていた。
ケアンズを出発し、まずはひたすら内陸を目指して西南に進路を取る。地平線の彼方へ。
ケアンズからシドニーまで内陸キャンプの旅、その序章。
内陸は楽しい。やはり一定の期間毎で行くべきである。そこには夢と過酷さと野生動物達が詰まっているのだ。
家からはるばる1500km走った先には、オカメインコとセキセイインコの楽園があった。
冬の寒さに打ち勝ち、ノネコとGrumpy Walを蹴散らした我々はクロオウム・セキセイ・モモイロインコといった面々に囲まれながら旅の予定を狂わせていく
またしても唐突に「そうだ、内陸行こう」と思い立ってしまった我々はオカメインコとセキセイインコを追い求めて3000kmのキャンプ旅に出た。
追いかけるのはGrey falcon、ハイイロハヤブサ(Falco hypoleucos)。3泊4日、赤い大地と熱砂と寒波のキャンプ生活です。