秋草の弛む大地に鳥は舞う

朝6:20、共に一夜を明かしたモモイロインコ達の朝の雑談につられて起床。もうすぐ陽が昇る。本日の目標は野生のアキクサインコに出会うこと。

身支度を整えているうちに日の出。少し南下してきた影響で朝の冷え込みも感じるようになってきており、太陽の暖かさに想いをふけていると、後ろの方からピロピロという声が聞こえる。

「コイツは予習していた声じゃね!?」と振り返ってみると、まさしくその通り、待っていたアキクサインコが枯木に留まっているじゃないですか!ペアで訪れてくれた様子。とっても可愛らしい。が、しかし時刻は7:20、太陽光はまだ地平線の端から赤い可視光線を放っている時間帯。うーん、写真はとても微妙である。

しかし出会えることこそが大事。一応証拠写真も撮れたし満足である。アキクサインコは地味に分布範囲も狭い僻地に棲んでいるので出会うのがそこそこ大変。満足して朝飯のスープを作る。

と、まさにお湯を沸かしてカップに注いだタイミングで何気なく顔を上げてみると、なんと3m先のフェンスにちょこんと1羽のアキクサインコが留まっているじゃないか...!慌ててカメラを構えた瞬間に飛び去るアキクサインコ。見失う私。打ちひしがれる私。運がない...。

いや、運はあった!打ちひしがれる私の耳元で例のピロピロした声が。しかも複数だ。顔を上げると、枯木の上に求めていた子の姿が。帰ってきてくれたか!

彼らも彼らで朝のお水を一杯やりに来ているらしく、ヒトの存在もあまり気にしていないボーナスタイムに突入。これはアツい!

ポジション的に逆光だったのでジワリジワリと回り込んで順光ポジションを確保。特に気にするでもなく水場の安全確認に集中しているインコ達。

そして地面へ。まだまだ周りを警戒中。一挙手一投足が愛らしすぎる。

ここだ!というタイミングでお水へ。

そして5秒ほどで勇気パラメータを消耗してしまい桃色の胸と青色のオシリをふりふりしながら水から離れる。可愛過ぎるのだ。

ピロピロ言いながら飛び去るまで5分ほどはあっただろうか。大満足の観察になった。今日はもうおしまいでいいや。尚スープはぬるくなっていた。ハエがすげぇぜ。

アキクサインコを見るために連泊することまで視野に入れていたが大満足の結果になったため移動を決意。Bourkeの町を目指します。

道中は安定のフトアゴヒゲトカゲさん。なんか警戒して潰れた体制。

CunnamullaからBourkeまでの道のりはひたすらまっすぐで暇である。ただただ車を走らせていたらQLD州が終わってNSW州へと入っていた。

看板を撮るために降車したら奥の方でセキセイインコ達が木に降りた。そう言えば今回の旅では散々上空を飛び回る彼らを見ていたが地面や木に降りた姿を見ていなかったので写真撮ってないなぁ。証拠写真だけ抑えるも、遠すぎ&陽炎が立ってしまって映らん。

Bourkeの町に着いたらすぐに町外れのとある場所に。ここも2022年にお世話になって連泊までした場所。クルマサカオウム狙いで今夜はここです。

前回来たときは物凄い蚊の猛攻を受けたが今夜は平和そのもの。ハエも少なく快適であった。若干の冷え込みは感じるが南十字星は今日も綺麗に輝いていて精神衛生はすこぶる宜しい。ここはネットも繋がらないので久々の現代文明デトックスである。メシを食い、冷え込んできてやることもないので早々に寝袋にこもり、ノンビリやっているうちに19:30頃には寝落ちしてしまった。こういう時間こそ人生には時々必要だと思うのだ。
