とある獣医の豪州生活Ⅱ

豪州に暮らす獣医師のちょっと非日常を超不定期に綴るブログ

とある獣医の豪州生活Ⅱ

ニャンコのホームステイ

どうも、年の瀬のワタシデス。

 

年末でございます。年末年始は色々な人にとっての区切りの時期でありまして、うちの病院では旦那の仕事の関係で動物看護士さんの一人がゴールドコーストに引っ越すことになりました。

 

ケアンズからゴールドコーストまで、車で海岸沿いの一号線をブワーッと突き抜けておよそ1800キロの長旅になります。これでも同じQLD州の中なんだぜ…豪州のスケール感は相変わらず大きいです。

日本でいうと青森県から鹿児島県までがおよそ1800-1900kmなわけで。

まぁ車持っていかないといけないですからね、結局この旅路が一番安いのですよ。二泊三日で運転していきましたが、なんの因果か引っ越し3週間前にダンナは腰椎のヘルニアやりやがって手術したし、あの長い車の旅は大丈夫だったのでしょうか…。

 

 

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借りてきた猫状態は四日で終わった

で、看護士ファミリーが長い陸路を運転して、新居に入って荷物を受け入れそれを広げていたであろう2週間ほど、ウチには居候がおりましたとさ。

Bruno君です。看護士さんのニャンコ。1歳ちょっとの若い男の子。

さすがに三泊四日の陸路の旅や、ごった返した引っ越し当日の家に猫を引き連れるのはネコにもニンゲンにも優しくないということで、一旦こいつはケアンズに残し、2週間後に空輸という形をとったわけです。

 

 

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最初はシャーシャー言われてたけど仲良くなりました。

うちにきた当初はとにかく新しい環境にビビッて洗濯場に引きこもり、うちのタイガ君にはフーフーと威嚇しまくっていたガキンチョでしたが、いやぁ、四日もあれば何食わぬ我が物顔で家中を闊歩するに飽き足らず、爪は研ぐわ物は盗むわのワルガキに昇格しましたとさ。

ストレス性膀胱炎とかになられるより全然良いんですけどね、なんて思うのは職業病。

最近見た患畜の中じゃ5週間経っても新しく来た子猫に慣れなくてストレス性のハゲになってるネコちゃんだっているというのに、なんというか、ネコの個人差って本当に激しい。

 

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キッチンから音がすると二人で見張る共闘状態の泥棒ネコ共

しかし尻尾と脚がある猫はにゅるにゅるしてて可愛いなぁ。

Bruno君、無事に看護士さんの元に今週届きましたとさ。